ズワイガニ

ズワイガニ(楚蟹)とは、クモガニ科に属する海生のカニで、漁獲される地方によっては、松葉ガニ、越前ガニという通称がつけられています。

ズワイガニという名前は、細い木の枝を意味する古語に由来するとされています。

主に深海に生息するタイプのカニであり、カニの中でも大型となっています。
暗赤色の身体をしており、甲羅のかたちが丸みを帯びた三角形であるという特徴を持ち、雄と雌とで成長の仕方が異なります。

雄の場合は、甲羅の幅が15センチ以上あり、足を広げると80センチ以上にもなります。
雌の場合は、最大でも雄の半分くらいで成長が止まり、成熟よって成長が止まるようになっています。

雌のズワイガニだけは小形であることから、セイコガニ、コウバクガニという通称をつけられています。

生息するのは主に日本海の寒い海であり、日本海の地域にとっては重要な海産物として漁獲されています。

水揚げされる時期は季節風が強い11月から3月ごろまでとなっています。