毛ガニ
毛ガニとは、クリガニ科に属する海生のカニで、大栗蟹という別名もありますが、似た名前のクリガニとは別の種類のカニです。
甲羅は丸みを帯びた四角形をしており、甲羅の長さは約10センチとなっています。
身体は橙色をしていて、毛ガニという名前に相応しく体全体に長い毛が生えているのが特徴です。
生息地は北海道以北となっており、北海道と言えば毛ガニというほど、北海道を代表するカニとして知られています。
水深30メートルから200メートルほどの砂泥底に生息するカニで、雄と雌で生態が違うという特徴があります。
雄は1年ほどで脱皮するため、雌よりも大型化しやすくなっています。
一方の雌は2年から3年で脱皮して、雄よりも小型となっています。
旬は12月から3月頃、冬の味覚の代表格となっています。
産卵期は4月から5月頃、その直前の卵を抱いた雌が好まれることもあります。
日本で漁獲されるカニの中では、かなり高額で取引される種類となっています。